2016年11月22日（火）、社会文化学専攻主催、人間関係学科・国際交流学科（学部）共催で、女性学やジェンダー研究を専門とする社会学者、上野千鶴子さんの講演会が行われました。立命館大学特別招聘教授、東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク（WAN）理事長としてご活躍されていらっしゃる大変著名な方のお話が伺える貴重な機会ということで、当日は宮代ホールが満席になるほどの参加者数でした。
上野さんは現代社会において女性が感じる生きづらさを、社会制度の歴史的変遷とともに分かりやすく解説してくださり、それを真剣なまなざしで聞いている学生たちの姿が印象的でした。一人ひとりが、上野さんからの力強いメッセージを受け取ったことと思います。
今回のテーマは、これから社会に出て“女性として”数々の選択を迫られる機会と共に生きていかなければならない学生たちにとって、また現代社会で働くすべての女性にとって非常に身近な問題であり、真剣に向き合わなければならない問題であると感じました。同時に、自ら声を上げる、行動を起こすことの大切さを学びました。
“女性としてどう生きるか”。その答えは今すぐに見つかるものではありませんが、答えを探す手がかりをつかむことができたのではないでしょうか。
（社会文化学研究室副手）