講演会

ファミリーマート社長・澤田氏が語る“やりたいことをやる”キャリアデザイン

2018年11月6日

ファミリーマートの社長、澤田貴司さんをお迎えし、組織をマネジメントするやりがいや、社内で取り組んでいるさまざまな改革など、これからのキャリアデザインについてお話を頂きました。講演会場は満席となり、熱意溢れるお話に学生たちは皆、惹きこまれるように話を伺っていました。

また、講演会後はファミリーマートの社員の方々との茶話会が設けられ、普段は聞くことのできない現場の貴重なお話を伺うこともできました。

澤田社長のお話は、今後のキャリアイメージキャリアステップを考える上で大変参考になる素晴らしいお話でした。リーダーとして、日々の課題を解決するために、“現場第一主義”を大切にしていることや未来をつくることを常に意識し行動しているお姿に大変感銘を受けました。どんな会社や環境にいても、やりたいことや新しいアイデアを発信し続ける姿勢は自分も見習うべきものであり、失敗を恐れず挑戦することが重要であると学びました。また、徹底した現場重視の改革やダイバーシティ推進室の立ち上げによる女性活躍推進への取り組みからは、澤田社長のお仕事に対する熱意や会社の先進性・将来性を感じました。

立場は違っていたとしても、将来の社会を担う若者の1人として、澤田社長のようなチャレンジ精神や発進力、行動力を持った社会人になりたいと強く感じました。ありがとうございました。

(社会文化学専攻博士前期課程S.T)

講演では「やりたいことをやるキャリアデザイン」をテーマに、澤田社長自身のこれまでの人生を伺った。実は、やりたいことをやるというのは簡単な選択のようで困難な選択であることが分かった。自由にやりたいことをやるためには、信頼関係を築くことや、必要な知識を蓄えること、失敗を恐れずにチャレンジすることが必要なのである。

澤田社長はお父様から、人に対して尽くすことの大切さを学んだ。実際にその人間力によって、大きな仕事を任されたり、海外の投資家から仕事の誘いを受けたりした。しかし、ファンド会社を立ち上げたものの、ファンドの意味を十分に理解していなかったために会社を畳んだ経験もある。本当は事業をサポートしたかったが、ファンドはあくまで金銭面でのサポートという点で、くい違いが生じたからだ。また、受験や事業で澤田社長は挫折を経験しているが、決して諦めることはなかった。失敗をしてもそこから学習し、その経験を次に活かしている。その結果、本来やりたかった事業のサポートを得意分野とし、その知識と経験を最大限に生かして社内改革を進めている。

今回の講演では、経営者のトップがどのような思いで働いているのかを知る貴重な機会となった。また、就職活動を目前としている私にとっては、業界の視野が広がったと共に、社会人として働くことについて考えさせられる有意義な内容だった。

(社会文化学専攻前期博士課程Y.T)